コラムスペーサーが嫌い
僕はクロモリのロードバイクを一台所有していて、乗るのより弄ったり眺めたりする方が好きなタイプです。

よって見た目のカスタムに自分なりにめちゃくちゃこだわっているのですが、時には市販品をそのまま使用しただけでは満足できない部分があります。
その中の一つがコラムスペーサー。

ハンドルの高さを保つためには必要なパーツですが「調整の為にいれてあります感」が嫌なんですよね。
もっとこう、一体感が欲しい。
という事でステムとコラムスペーサーを一体化させました。

ロウ付けという技術を使っています。
もしかしたら同じようなことを考えている奇特な人間がいるかもしれないので記録を残しておきます。
4年ほど前に行ったもので、当時あまり写真を撮っておらず画像は少ないですがその点ご了承下さい。
アルミのロウ付け
ちなみにロウ付けは初めての作業で、この為だけに道具を揃えました。そしてこれ以降使ってません。
道具
ロウ付けに必要なのは3つ
- バーナー
- 硬ロウ
- フラックス

さらにロウ付けを行う際の耐熱作業台としてセラミックボードを購入しました。

必ずしもこれでなくでも耐火煉瓦とかでも良いかと思います。
また、ロウ付けが終わった後に形を整える為に棒やすりと紙やすりが必要となります。
注意点
注意点というか僕が失敗した点ですが、最初に買ったバーナーでは火力が足らなかったようでどれだけ炎を当ててもロウが回ってくれませんでした。

アルミ硬ロウの作業温度は580℃、このバーナーの温度は1300℃なので問題はないように思えます。
実際このバーナーはロウ付け用アイテムとして評判は良いものです。
もしかしたらジュエリーなどのもっと表面積の小さいもの専用なのかもしれません。
熱伝導率の高いアルミの表面積が大きいとより高い火力が必要なのかも。
なのでステムなどのやや大きめのもののロウ付けには先述のパワートーチが良いかと思います。
手順
数年前に一度だけ行ったものなので細かい方法や注意点などは忘れたのでざっくりと解説。
下準備
まずは下準備としてステムとコラムのアルマイトを剥がします。
アルマイト被覆がある状態ではロウ付けは行えません。
どのみち僕はアルマイトの色が好きじゃなく、アルミの素の輝きが好きなのでロウ付け部位だけなくすべてやすりで剥がしました。
やすり掛けはロウを回り易くする足付けの効果もあります。
ロウ付け本番
作業はベランダなどで行いましょう。
室内でやって家具などに引火したら終わりです。
ロウ付けの手順は
- フラックスを塗る
- 難燃性の重しや支え、クリップなどを使い対象物を固定する
- 硬ロウを当ててバーナーで溶かし込む
というもの。

アルミは融点が低く、バーナーを当て続けるとステムやコラムスペーサーが溶けてしまうので様子を見ながら行いましょう。
様々な金属で行われるロウ付けの中で、アルミは難易度が高い方のようです。
練習しよう
いきなり本番でなく、余ったコラムスペーサーなどで練習をした方が良いでしょう。
先述した通りアルミのロウ付けは難しく、硬ロウだけでなくアルミそのものが溶けてしまうこともあります。

また、固定がしっかりしていないとちょっとズレてくっ付いてしまうのでその点も注意が必要です。
後処理
ロウ付けが終わったら見た目はゴツゴツとかなり汚くなるので(画像なし)棒やすりや紙やすりを駆使して形を整えましょう。

その後、やすりの番手を上げていって最後にコンパウンドで磨いたら完成。

ちなみに使っているコンパウンドはブルーマジック。大容量で一生使いきれない気がするので使える時に使います。
磨いた後に気づいたのですがアルミと硬ロウは色味が微妙に違うようで、接合した部分がうっすら分かりますがまあ良しとしましょう。

ボルトを締める際にしっかり閉じるようにコラムスペーサーだった部分まで切れ目を延長させてあります。
まとめ
正気ではない改造で人におすすめはしませんが、個人的には大満足な出来です。
ステムやコラムスペーサーに熱を加えたりアルマイトを剥がしたりと無茶苦茶なことをやっているので剛性的にはアレだと思いますが、僕のようにママチャリ感覚でしか使用しないのであれば問題ないでしょう。
4年たった今のところ変化はありませんが、今後破断などの問題が起こった場合は追記します。










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