何故かアイロン面が汚くなってしまう

最近、3dプリンターで栞を作るのにハマっています。
そこで、底面はともかく表面はアイロンをかけて綺麗にしたいのですが、フィラメントを変えてから汚くなってしましました。

以前使っていたフィラメント[ZEAKOC PLA Plus]↓
このフィラメントも良かったのですが、今回はセールで安かったのでこちらのフィラメント[eSUN PLA Plus]を購入↓
作っているモデルのアイロン面が飛び地になっているのでそれが原因かなとも思いますが、フィラメントを変える前はそこそこ綺麗に印刷できていたのでフィラメントに対する設定が良くない可能性が高いでしょうか。
原因を考える
なにやらフィラメントが一部に溜まっている部分もあります。

フローの調整
表面を均していく時に余ったフィラメントが所々に溜まってしまっているのでしょうか?
という事はフィラメントの流量の問題かな?

「フロー」と「初期フロー」が120%だったのでそれらを下げてテスト用モデルを印刷します。

うーん、フィラメント溜まりは無くなったけどスカスカになってしまった…
115%近辺を探れば良いかと思えば、その115%はスカスカな部分がありつつ端っこに溜まりが出来ています。フローが大事なのは分かりましたが、この件の大きな原因ではなさそうなのでとりあえずフローは120%のままにします。スカスカになる場合はフローを弄りましょう。
ノズル温度の調整
次にノズル温度(印刷温度)を変更してみます。現在は215℃。

3dプリンターの不具合は結構ノズル温度が原因であることが多いですし、適正温度はフィラメントごとに異なるのでフィラメントを変更したことでそこが噛み合わなかったのかもしれません。

お!これは!210℃がとても良い感じです。220℃は溜まりが出来ているのでやはりノズル温度が重要のようですね。
ではこの設定で早速本番の印刷を行いましょう。
きっと綺麗に印刷出来るんだろうなあ!

…は?
なんだそれ、変わってないじゃん。なんでですか。
なんでなんでしょう~テストモデルと本番モデルの違い~
テストモデル印刷では上手くいったのに本番モデル印刷では上手くいかない、これは何故でしょう?
ふたつのモデルの違いを考えてみます。
- 本番モデルには飛び地がある
- 厚みが違う
- 面積が違う
飛び地があるから上手くいかない?
本番のモデルはテストモデルと違って複雑な形状で飛び地があります。
それが何らかの要因になっているのかとも思いましたが、以前のフィラメントで同じようなモデルを印刷した時は上手く出来ていたので関係ない気がします。
では厚みがあるのが原因か?
今回のテストモデルは0.4mm、本番モデルは0.8mmと違いがありますが、たった0.4mmの違いで変わるとは思えません。
ではアイロン面積か?
これが一番怪しく思います。
アイロン面積が多いことでノズルの周辺温度が徐々に上がってフィラメント溜まりが出来てしまうのではないでしょうか。
アイロン中はフィラメントが排出されないので熱が籠るというのも考えられます。
温度の安定を図る
温度を安定させる為の設定に「ファン速度」があります。
確認してみると70%に設定していました。

これを100%に変更。
また、ノズルが印刷物の同じ個所に長くいるとそれだけ温度が上昇するでしょう。
よって以下の設定を変更

- 「アイロン線のスペース」を太く変更(0.12→0.2mm)
- 「アイロン速度」を速く変更(33.333→40.0mm/s)
この設定で印刷を試みます。

ヨシ!綺麗に印刷出来ました。
まとめ
今回アイロン面を綺麗にするために弄った設定は
- フロー
- ノズル温度
- ファン速度
- アイロン線のスペース
- アイロン速度
でした。
フィラメントが一部に溜まってしまうのは温度の問題が強いようです。
もしアイロン面がどうしても汚くなってしまう方は上記の設定を変更してみて下さい。
もちろん環境の温度や湿度に影響されるので、それに合わせて調整しましょう。
上手く印刷出来たらそのフィラメントや環境を名前にしたプロファイルを作っておくと未来の自分が喜びます。

追記①~設定は同じなのに上手くいかない~
その後もう一度同じモデルを同じ設定で印刷した際にアイロン面が荒れてしまいました。

3dプリントは水物…また設定を変更する必要があるのか…?絶望。
と思ったのですがちょっと思い当たる要因があります。
今回はガラスベットに定着の為の糊を何も塗らずに印刷したのでモノの周辺部が軽く反っています。

これが原因かもしれません。
なので「シワなしピット」を塗りたくって再度印刷すると綺麗に印刷出来ました。
やはり定着は大事ですね。
定着の最強兵器はヘアスプレー「ケープ」ですが、ケープは吹き付けたらなかなか落ちないという欠点があるので僕は絶対に成功させたい大物の印刷時に使用しています。
そこで普段の定着強化には「シワなしピット」を使用しています。
こちらはお湯で簡単に落とせるので手軽に使えるんですよね。
追記②~アイロン表面に部分的に表れるぼこぼこの正体~
テストモデルを印刷しまくっていると、綺麗に印刷できてもぼこぼこと盛り上がっている所があります。


コレの正体は底面レイヤーの荒れでした。テストモデルの厚みが0.4mmなのでその凹凸を表面で拾ってしまったんですね。
底面の荒れは割とよく起こり、大体中心部に出来る印象です。
この原因は今のところ分かりませんが、分かり次第また記事にします。



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